眼科のお仕事を知ろう

眼科で働く看護師に求められるスキルとは?

人気が高い眼科で働こう!

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求められるスキル

さまざまな目の症状の治療をしている眼科には普段から通院している人だけでなく、急患で飛び込んでくる人もいるため、全体的に患者さんの数は多く忙しいイメージがあります。そのような環境で働く看護師にはどのようなスキルが求められているのでしょうか。

求められるスキル

臨床経験

眼科は忙しい科なので、眼科看護師として必要な知識は教えてもらえますが、採血や注射、患者さんへの声かけなどの基本的な看護スキルまでは教えてくれません。そのため、ある程度看護師としての経験がなければ眼科で働くのは厳しいでしょう。

コミュニケーションスキル

目が見えないと歩いたり動いたりすることが不安になります。見えていても眼帯などで視野が狭くなっていつも通りの生活が難しくなることもあります。そのため、眼科に通院している患者さんはナイーブになっている人が多いので、患者さんの気持ちに寄り添ってサポートすることを心がけましょう。
また、患者さんの誘導も仕事のひとつですが、眼科は忙しい診療科なので待ち時間も長めです。予想よりも時間がかかり待たされることに不満を持つ患者さんもいるので、できるだけスムーズに治療が行えるように患者さんに声をかけたり気持ちが和らぐように接したりすることが大切です。

患者さんを思いやる気持ち

一般的な診療科では患者さんを誘導するときに「こちらへどうぞ」と声をかけるだけですが、眼科は見えていない患者さんや視力が低下している患者さんが多いので、声をかけられただけではどうすればいいのか分かりません。ただ声をかけるのではなく、向かう方向について左右や距離で詳しく説明したり、診察室まで付き添ったりなどの工夫が必要です。
ただし、すべて先回りして手伝ってしまうと患者さんの自主性が損なわれる恐れがあるので、患者さんが困っているときに補助をする程度にしておきましょう。

特殊な機械を扱えること

繊細な部分である目の検査には特殊な機器が使われています。他の診療科では使用することがないものがほとんどなのでそれらの操作を覚えることも必要です。

あると便利な資格

眼科で働く際に持っていると役に立つのが「視能訓練士」「眼科コメディカル」「糖尿病認定看護師」の資格です。
国家資格でもある「視能訓練士」は視機能の検査や斜視・弱視の視機能訓練を行う検査専門の職業です。「眼科コメディカル」は以前眼科診療アシスタントと呼ばれていた資格で、眼科で検査をするための資格ですが、検査だけでなく受付や会計などの医療事務も担当することがあります。
目の病気は視機能の低下だけが原因ではありません。糖尿病など他の病気が原因で目の病気を併発してしまうことがあります。そのため、眼科ではありますが糖尿病に関する専門的な知識を持っている看護師に与えられる「糖尿病認定看護師」の資格があれば、糖尿病性網膜症などを回避する指導ができるようになり重宝されます。

眼科で働きたい!